こんにちは☆羽瑠です(*^^*)
四柱推命では、干支歴で八字のバランスをみながら、どんな性格か?コアな本質は何か?を読み解いていきます。
今回は、四柱推命の日干が乙(きのと)の方の性格を解説します。
乙(きのと)の性格や特徴以外にも、十二支との組み合わせによる性格や、他の干支についても詳しく解説します。
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乙(きのと)とは?
乙(きのと)は、十干の中のひとつで木の五行の陰タイプに属します。
十干とは、
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸
という、10の要素から成り立つ集合体を十干といいます。四柱推命の根底は陰陽五行説です。
十干と陰陽五行の関係はこちら☟
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十干すべてのイメージが知りたい方はこちらをご覧ください。
乙(きのと)の性格・特徴を知ろう!
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柔軟性がある・芯が強い・嫉妬心がある・癒し系
乙(きのと)は、木の五行の陰タイプ。自然界に置き換えると、草花となります。草花は柔らかさがありますよね。乙(きのと)さんには、柔軟性があります。また、雑草がどんなに大変な思いをしてもまた伸びてくるように、芯が強いところもあります。
柔らかさがある
草花を連想させる乙(きのと)は、社交的で柔軟性があります。自分から進んでリーダーになるというタイプではありませんが、人と人との和を取り持つのが得意です。
自分の置かれた環境の中で努力していこうとしますが、まわりの意見にばかり耳を傾けてしまい、自分の意見を妥協してしまうところがあるため、ストレスが溜まりやすいところもあります。適度にストレス発散をしていきましょうね。
弱弱しく見えがちだけど芯がある
乙(きのと)は草花なので、一見すると、あまり自己主張のない人に見られがちですが、芯はしっかりと持っています。目立たなないようで、多くの人にいい影響を与えてくれる人です。
「雑草魂」という言葉があるように、忍耐でどんな状況化でも耐えていこうとするパワーがあります。自ら敵を作ることが少ないので、どんな人でもうまくやっていくことが出来ます。
花を咲かせることが使命
草花である乙(きのと)は、花を咲かせて心を和ませることを使命としています。花を咲かせるということは目標を持つということ。乙(きのと)は、目標を持って、達成するまでひたむきに頑張ることで人生が輝きます。
目標がないと流されやすく消極的な面が出やすくなってしまうので、小さいことでも目標も持つことで、やる気を常に保つことが出来ますよ。
【日干】乙(きのと)×十二支|六十干支から見る性格
乙(きのと)が草花で、草花のような特性を持っていることがわかりましたが、同じ乙(きのと)でも十二支がつくことにより季節が異なります。
同じ草花でも、夏の草花は熱い中で水も少ない状況でも必死に伸びていきますし、春の草花は温かさから青々とした葉っぱが出たり…。季節によって咲く花が違うことも特徴ですよね。
そのように、十二支がつくことによりさらに深い本質がわかります。
乙(きのと)と十二支の組み合わせは全部で6種類あります。
- 乙丑(きのとうし)
- 乙卯(きのとう)
- 乙巳(きのとみ)
- 乙未(きのとひつじ)
- 乙酉(きのととり)
- 乙亥(きのとい)
それでは詳しく解説していきます。
乙丑(きのとうし)の性格
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冬の大地に生える野草
乙丑(きのとうし)は、冬の冷たい大地の生える野草のイメージとなります。霜が降りていても一生懸命伸びようするたくましい野草です。
乙丑(きのとうし)を日柱に持つ人は、控えめで穏やかな性格をしています。安全で平和な生き方を望むため揉め事は苦手なタイプ。自己主張を控えてじょうずに周囲と合わせるため敵を作ることは少ないでしょう。
持久力、忍耐力は乙(きのと)の中でも1番。ですが、芯が強く心の中にはしっかりとこだわりをもっています。
恋愛面に関しては、刺激よりも安定を求めがち。慎重派なので、思うように進まないこともありそう。適度に羽目を外すのがよさそうです。
乙卯(きのとう)の性格
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生命力抜群の春の若草
乙卯(きのとう)は、生命力抜群の春の若草のイメージ。春の訪れとともにしっかりと根を張り伸びていく若草です。
乙卯(きのとう)を日柱に持つ人は、明るく気さくでソフトに見えますが、芯が強いしっかり者です。自己主張を抑えながらも、自分のこだわりは曲げずに、相手を巻き込みながら自分のこだわりを最後まで持ち続けます。陰のリーダーとなる人です。
まさに「雑草魂」と言わんばかりに踏まれてもめげずに「きれいな花(目標)を咲かせたい」と願うタイプなので、粘り強さは乙(きのと)でも1番。ただ、花のように傷つきやすく繊細な部分もあるので、ストレスの発散を適度にしていきましょう。
恋愛面では、好き嫌いが激しく、嫌いな相手は見向きもしません。ちょっとヤキモチ焼きなせいか、恋愛では苦労する傾向があるかも。自分の意見を通したい気持ちが強いので、たまには自分が折れたり、相手の意向を聞くことも恋愛運アップに繋がります。
乙巳(きのとみ)の性格
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太陽が照らす夏の花
乙巳(きのとみ)は、太陽が照らす夏の花のイメージ。暑いながら懸命に咲く花となります。
乙巳(きのとみ)を日柱に持つ人は、明るく華やかな印象で活発で社交性があります。好き嫌いはあるものの、適度に人に合わせることが出来るため、人間関係の調和を保つことが出来ます。
感性が豊かなのも乙巳(きのとみ)の特徴です。理性よりも感情で動くタイプ。ただ、情に流されやすい部分もあるので、人に騙される可能性があることも…。感情のコントロールを上手にすることが大切です。
恋愛面では、女性的な魅力があります。ただ、思い立ったら即行動!というスピーディーさも持ち合わせています。利害関係に敏感なところがあり立ち回りがじょうず。相手の幸せを考えられるようになると恋愛運がアップしそうです。
乙未(きのとひつじ)の性格
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夏の大地に生える野草
乙未(きのとひつじ)は、夏の乾燥した大地に生える野草のイメージ。暑く水分が不足している中でも一生懸命生えている草花となります。
乙未(きのとひつじ)を日柱に持つ人は、乙(きのと)の中でも珍しい自分の意見は主張していきます。ただ円満主義ではあるので、争ってでも自分の意見を通したいという訳ではありません。人間関係の調和を重視しその場を上手にまとめます。
水がなくてもひとりで生きようとする草花のように、まわりの協力を得るのが少し苦手。どんなにつらい状況になっても自分でどうにかしようとすることがあります。もっとまわりを頼ってみると物事がいい方向に進みやすくなります。
恋愛面に関しては、甘えたがりな面があって依存心があります。ですが、素直になれずに恋愛がうまくいかないこともしばしばありそうです。少しずつ心を開くことで恋愛運が上昇するでしょう。
乙酉(きのととり)の性格
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摘まれた秋の花
乙酉(きのととり)は、地面に生えている花ではなく、生けられている花のイメージです。
乙酉(きのととり)を日干に持つ人は、あまり執着心を持たずに、気持ちの切り替えが早い人となります。フットワークが軽く思い立ったら即行動!体当たりチャレンジで失敗を糧に成長することが出来ます。
乙酉(きのととり)は乙(きのと)の中でも少し違う特徴が多くあります。基本的には自己主張は控えめですが、間違ったことにはしっかり反発したり、正義感が強く親分肌・姉御肌なところも持ち合わせています。
恋愛面でもわりとさらっとした面が目立ちます。ですが、好きな人には献身的に尽くす面も。友達も多いですが、計画性が乏しいところが少し傷。将来の計画を立てることでいい恋愛運を掴むことが出来そうです。
乙亥(きのとい)の性格
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冬の水の中から生える
乙亥(きのとい)は、土から生える草ではなく水の中から生えてくる草となります。冷たい水の中でも県警に生きることができる草です。
乙亥(きのとい)を日干に持つ人は、自分を守りたいという気持ちが強く出る傾向にあります。なので周囲からの干渉を好まずに、自分の世界が好き。だからと言って無理に拒むことがないので、周囲の人から嫌な目で見られることはありません。
自分の世界に入りたいという気持ちが強いため、得意なことはストイックに突き詰めたいタイプ。努力も惜しみません。その面が強く出すぎてしまうと周囲から頑固者と思われてしまうかもしれません。乙(きのと)の柔軟性がでにくいタイプでもありますから、まわりの意見に耳を傾けることも必要です。
恋愛面では、基本的にはマイペースで大器晩成型。たくさんの人の出会いが素敵な出会いをもたらしてくれそうですよ。
乙(きのと)から見る他の干との相性は?
恋愛でも、お仕事でもそうですが、相性って気になりますよね。
『気になるあの人との相性は?』『苦手なあの人とはどんな組み合わせなんだろう…?』
そう考えたことがある方はたくさんいることと思います。四柱推命では日干同士で相性を見る事が出来ます。乙(きのと)と他の干の相性を見ていきましょう。
甲(きのえ)との相性
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草花×木の関係です。同じ五行の関係ですが、タイプはだいぶ異なります。草花が木に絡まるように、乙(きのと)にとって甲(きのえ)は、頼りになる存在。
頼りになることは嬉しいことでもあるのですが、段々と鬱陶しいと思い始めてしまうかもしれません。
乙(きのと)が甲に頼りすぎないことでよい関係が続いていきます。
乙(きのと)との相性
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草花×草花の関係です。友達や兄弟などに近い存在で、乙(きのと)は温和で人間関係を大切にする性格ですから、穏やかに過ごすことが出来ます。恋人同士でも友達に近い感覚に感じるかもしれません。
穏やかな関係はいいのですが、刺激が多くないのでちょっと鬱陶しいと思ってしまうことも…。また、お互いが強すぎると、ライバル関係に発展しかねません。
似ている部分と違う部分を受け入れながら、協力し合える関係を築きましょう。
丙(ひのえ)との相性
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草花×太陽の関係です。草花にとって太陽はなければならない存在です。なので、丙(ひのえ)の助けによって乙(きのと)はパワーを発揮することが出来ます。そして乙(きのと)も癒しがあるので、丙(ひのえ)を癒してくれるいい相性です。
ただ、太陽が続くと草花が枯れてしまうように、丙(ひのえ)が乙(きのと)を傷つけてしまう可能性もありますから、距離感やペースを大切にしてみましょう。
丁(ひのと)との相性
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草花×蝋燭の火の関係です。丁(ひのと)にとっては、自分を燃やしてくれる存在ですが、甲(きのえ)のように持続性はなくすぐに燃え切ってしまいます。
乙(きのと)が丁(ひのと)のために献身的なサポートが出来れば、丁(ひのと)にとってはいい相性ですが、火が大きくなればなるほど乙(きのと)は、ボロボロに…。距離感がとても大切な2人です。
戊(つちのえ)との相性
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草花×山の関係です。戊(つちのえ)である山は、とてもどっしりしていて安定感があるので、乙(きのと)は落ち着く存在となりそう。乙(きのと)は人間関係での配慮が出来る人なので、頑固な面のある戊(つちのえ)のフォローをしてくれそう。
乙(きのと)が、守ってくれる戊(つちのえ)に頼りきりになってしまうと疲れてしまいそう。乙(きのと)は頼り切りにならないよう注意が必要です。
己(つちのと)との相性
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草花×畑の関係です。畑から栄養をもらって草花が成長し、草花が枯れれば土の栄養になるように、乙(きのと)と己(つちのと)はいい関係を築くことが出来ます。
ですが、パワーバランスが崩れると己(つちのと)は疲れ果てたり、乙(きのと)は不満を感じたりすることもあります。お互いに支えてくれることへの感謝を忘れないようにしてくださいね。
庚(かのえ)との相性
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草花×剣や刀など大きな金属と関係です。草刈り機や鎌を想像してもらえるとわかりやすいかもしれませんね。伸びすぎてしまった草を刈ってもらうように、庚(かのえ)にリードしてもらえると乙(きのと)も自分の意見を言う事が出来たり何かとサポート受けられそう。
とはいえいつ自分が切られてしまうのか?という怖さもありますから、庚(かのえ)が強引にならないように注意しながら接することでいい関係を築くことが出来ます。
辛(かのと)との相性
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草花×宝石や小さいはさみなどの関係です。はさみで切られた花はきれいな花瓶に入り飾ってもらい、乙(きのと)のよさを引き出してくれます。辛(かのと)が乙(きのと)をマネジメントしてくれるような関係です。
辛(かのと)の力が強く出ると、乙(きのと)を監視したり支配したくなる傾向があるため、恐怖を覚えることもあります。距離の置き方や言い方に気を付けるなど、配慮が必要です。
壬(みずのえ)との相性
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草花×海や川の関係です。乙(きのと)にとって壬(みずのえ)は母の星。お母さんのような存在です。乙(きのと)もその優しさに救われることでしょう。壬(みずのえ)も乙(きのと)に不思議となんでもしたくなってしまうかもしれません。
壬(みずのえ)の優しさに甘えすぎてしまうと乙(きのと)はわがままになってしまいそう。一方で壬(みずのえ)も乙(きのと)に振り回され楽しいと思う反面疲れが出てしまうかも。壬(みずのえ)が手を出しすぎず、乙(きのと)も甘えすぎないことが大切です。
癸(みずのと)との相性
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草花×雨の関係です。草花が咲くには雨必須となりますから、乙(きのと)には大切な存在。癸(みずのと)は惜しみなく雨を与え続けます。乙(きのと)は癸(みずのと)に育ててもらうことが出来ます。
癸(みずのと)の優しさに乙(きのと)が甘えすぎてしまってはいけません。あくまでも自分の目標に向かって輝くのが乙(きのと)ですから、自立心は忘れずに過ごしましょう。
乙(きのと)のまとめ
乙(きのと)は、草花のイメージでそこから想像していくだけでも、自分自身にあてはめていくと『意外と花っぽいところあるかも!』ってイメージ出来ますよね。
また、十二支との組み合わせによってイメージも異なるのでさらにコアな自分に気付くことも出来ますよ。
乙(きのと)の柔軟性を活かしながら、目標をもっていきましょう♡
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参考資料
今回の記事を作成するにあたり参考にした本のご紹介です。
☝わたしが鑑定をするにあたりもっとも大切にしているのは、五行のバランスです。浅野先生の四柱衰目の鑑定法を参考に鑑定を行っています。
☝日本一わかりやすい四柱推命の本と書かれていますが、結構難しいです(笑)ですが、知識が身についてくるとだんだん理解できるようになりました。
人生設計や開運ポイントなども載っているのでとても参考になる本のひとつです。
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